淡路島の3年とらふぐコース旅!ミシュラン1つ星★店に行ってみた

淡路島ふぐコース グルメ

淡路島といえば、夏はハモ、冬は3年フグで有名ですよね。

いつか行ってみたいと思っていたけれど、安いものではないので「いつかいつか」と思うだけで、時が過ぎていくばかり…。

毎月少しづつ貯めてきた休日貯金も貯まってきたし、今年は思い切って行こう!と思い立ち、3月の連休を利用して、淡路島の3年とらふぐコース旅に行ってきました。

何度も食べれるものではないので、満足感を味わいたい。はじめての淡路島のふぐコースなので、ふぐだけのコースを堪能したい!と、調べてみると、ホテルの料亭や漁師民宿、老舗のフグ料理屋さん。気になるお店がたくさんあります。
その中で、「ミシュランガイドでひとつ星を獲得」と書かれているお店を発見!!HPをみてみると、お店の雰囲気、料理のクオリティー、料理への想い、ロゴ…などなど、なんだか気になるお店がありました。

ということで、はじめての淡路島3年とらふぐコースの旅は、”こゝちよ” というお店に行ってみることにしました。

その内容をレポートいたします!

ミシュラン1つ星店、淡路島“こゝちよ” の白子有りふぐコースを堪能

こゝちよは、淡路島の北淡にあるので、神戸に住む私の家からは、車で1時間もかからずに行けちゃいます。明石海峡大橋を渡って「淡路IC」の次、2つ目のインター「東浦IC」を降りて数分で到着します。

車で行く際、カーナビや地図アプリで場所を検索すると、経路案内が森の中を案内することがあって、以前に大きな事故があったようです。こゝちよのホームページで、アクセス方法についてすごく熱心に書かれてあったので、行く前にアクセスページを要チェックする方が良さそうです。
こゝちよアクセスページ
yumi
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今回は1泊2日の旅で行ってきたけど、ここなら日帰りで行けるし、お酒を呑んでも、帰り途中のトイレの心配と、お酒を呑まない旦那さんの運転への配慮(ご機嫌伺い)もクリアできそう!!

さぁさぁ気になる料理はこんな感じです!

白子有りふぐコース

■白子有りコース:13,500円(税別)
先付・てっさ・てっちり・焼きふぐ・白子炭火焼・白子グラタン・唐揚げ・雑炊・デザート

全部で9品大満足!お腹いっぱいです。

白子有りコースは、3月だと白子がない時もあるようです。今回は食べれたのでラッキーでした!

ではでは、1つずつ紹介していきます!

先付

白子有りふぐコースの先付

さあ〜淡路島のフグコースが始まります!フグの皮と自然薯と、たしか菜の花の和え物。

私が行ったのは3月の中旬だったので、春を感じる先付でした。

続いて1番の楽しみてっさ

白子有りふぐコースのてっさ

てっさといえば、薄切りをイメージしますよね。でも、淡路島の?こゝちよの?てっさの特徴は厚め!

ふぐを3〜4日熟成させて水分を抜き、厚めにひくことで旨味が引出されるそうです。おっしゃる通り、もう絶品!!!噛みごたえがあって、噛む度にてっさの旨味が味わえました♡てっさの相棒、ポン酢もGood!

ポン酢大好きな私は、見た目色が薄いし控えめな味のポン酢なのかな?と心配しましたが、そんな心配一切なし。しっかりした味のポン酢です。

yumi
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1人1皿で出てきてくれるので、遠慮することなくMYてっさを食べれたところもうれしかったー♪♪

白子炭火焼

白子有りふぐコースの炭火焼白子

予約の時、値段も高くなるし迷いに迷った“白子有り”か“白子無し”コース。
はじめての淡路島のふぐコースだしと、思い切って“有り”に!それで正解!

とろっと、ふわっと、塩一振りされた絶妙な塩の味。焼けた白子のかわの何ともいえない食感。

yumi
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さいこ〜うでした ^ ^ 

ふぐの焼き物

白子有りふぐコースの焼き物

唐揚げ

白子有りふぐコースのふぐ唐揚げ

と続きます。ふぐを余すことなく食べれてる感じ。食べ応えある〜!!

ふぐ白子と湯葉のグラタン

白子有りふぐコースの白子と湯葉のグラタン

このグラタンがまた旨い。こゝちよを選んで良かったーと思わせてもらえる一品です。ちょっと梅の花を思い出すような料理。ふぐの素材をそのままいただくのも贅沢だけど、こうした創作された料理も贅沢度を上げてくれますよね。

淡路島の”こゝちよ”白子有りふぐコース。いよいよ残りもあと3品です。

心地の良い接客で満足度もUP

もうそろそろお酒も足らなくなってきました。ホームページに、ふぐに合うワインが紹介されていたので飲んでみようと思ったけれど、ボトル売りしかないということで、冷酒をいただくことに。

こちらの”こゝちよ”さん。見ての通り料理もだい満足ですが、スタッフさんの接客の心地よさもなかなか良い感じです。洗練された接客という風ではないけれど、料理の良さをしっかり説明してくれて、程よい具合の心遣い。さりげなく、料理の進み具合をチェックして、お客様にあったペースで提供してくれます。

トイレに行く途中、私が注文した銘柄のお酒を持ったスタッフさんとすれ違い。あ〜冷酒は、注いでもらう風景も楽しみの1つなのに残念やったなー。と思いながら、席に戻ると。「あれ?まだ冷酒きてない。」

そうです。席に着つくと、お酒を持ってやってきてくれました!素敵な酒器にトクトクトクーーッと。

冷酒

線ぴったりに入れて、ニコッと笑って戻っていきました。酒呑の楽しみを知っていますねー。

 

さてさて、淡路島のふぐコースも終盤です。

てっちり

白子有りふぐ コースのてっちり

ふたを開けると、もうふぐがスタンバイ!よい食べ頃です。結構おなかいっぱいになってきたこの頃には程よい量。

白子有りふぐ コースのてっちり

フグ皮としゃぶしゃぶにもできちゃう薄切りのふぐも運ばれてきます。

フグのしゃぶしゃぶなんて、贅沢な響き。早速しゃぶしゃぶしてみることに。しかし、ふぐのしゃぶしゃぶはなんだか中途半端な硬さで、私は普通に火を通して食べる方が好きでした。

鍋も食べ終わった頃「最後の雑炊、ごはんはお茶碗何倍分ご用意しましょうか?」

と、尋ねられ、お腹いっぱいだったので、2人で1.5杯でと少し控えめに注文。でも、食後のデザートは別腹のように、美味しい雑炊も別腹です。これは、1人1杯ずつでも余裕ではいりましたね。隣の席の方は2人で5杯も頼まれていました。

すごーーーーー。

最後のしめ、デザート♡

白子有りふぐ コースのデザート

黒糖ときな粉のジェラート。名前だけでもう美味しさが伝わりますよね。期待した通りの香ばしさと甘さがある、ミシュラン1つ星の期待を裏切らない味でした!

淡路島のとらふぐが「3年」を主張する理由

鳴門の渦潮

トラフグといえば下関のイメージが強いイメージ。今回も、下関までいくか、迷ったけれど、下関までいく交通費の予算まではなかったので、淡路島にすることに。

やっぱり下関のふぐの方が美味しいのかな?と心に残ったので、淡路島のふぐについて調べてみました。

今回行った“こゝちよ”さんは、北淡でしたが、淡路島のふぐは南淡路「福良」での養殖が有名です。この旅行でもたまたま福良港に立ち寄ったんですが、福良港周辺は確かにフグ料理屋さんがたくさんありました。

そう。淡路島の3年ふぐは、天然ではなく養殖。30年前位からトラフグの養殖が始まり、試行錯誤を重ねて10年たったあたりから実績が上がってくるようになったそうです。

 

通常ふぐの養殖は、2年で出荷されることが多いそう。しかし、淡路島の3年ふぐは、その名の通り3年まで育てた後に出荷します。

たかが1年。しかし、この1年長く育てるというのは難しいことのようで、2年で出荷するよりも生存率が下がってしまうというリスクがあります。そのリスクを承知の上で丹念に育てることで、通常800g以下のふぐが多い中、淡路の3年ふぐはなんと1.2~1.8kgもあるんです!!

yumi
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これは、食べ応えがあるはずです!

また、南淡路といえば、あの有名な鳴門の渦。日本一潮の流れが早く水温も低い場所で養殖することで、身がしまり、味も濃厚となり、天然ものに引けをとらないフグに育つんです。でも養殖。だからお手頃な価格で提供できるという訳です。

といっても、安くはないですが、淡路島のふぐコース。カニにプラスして、冬の定番に仲間入りをしてしまいそうですよね。

淡路ふぐ屋ここちよ

さてさて、今回は、淡路島の3年とらふぐコース“こゝちよ”をレポートしました。

ただでさえ美味しいフグ料理ですが、そこに加えて、素敵なお店、3年育てた淡路島の漁師さんの努力を知って、更に贅沢な時間を味うことができました。

美味しい料理は、明日からまた頑張ろう!ってエネルギーをもらえます。毎回こんな高価な料理は無理ですが、季節の贅沢を味わう楽しみも作りながら、仕事や家事、子育てを頑張っていきたいですよね。

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